坐骨神経痛を軽んずるな!

坐骨神経痛を軽んずるな!

坐骨神経痛の場合、トシだから仕方がないとか、坐骨神経痛は治しようがないとか、痛いことさえガマンすれば、放っておいてもそれほど影響がないとか、ときおり非常に怖くなるようなことを言う人がいますが、それはとんでもない間違いです。

 

そもそも「痛み」というのは、問題が生じているから改善してくださいという身体からのサインですから、これを「ガマンする」だとか「放っておく」などという考え方は、生体生理学の観点からすると、とんでもない間違いを犯していることになるのです。ということは、その「痛み」を放置することによって、痛みの原因となっている欠陥がもとになり、何らかの別の症状を発症させることにつながることを意味しています。

 

 

ところが坐骨神経痛の場合、なぜか放置されたりガマンしようという発想に至ったりする不思議な一面があります。そして、そういう考え方が原因となって、症状の思わぬ悪化を見なければならないという人も実は少なくないのです。
その意味からすると、坐骨神経痛を軽んじてしまうと、何らかの弊害がおよんでしまうという認識がいかに大切であるかをご理解いただけるものと思います。

 

そこで、今回は、坐骨神経痛を発症させる原因となっている病気に関して、非常に恐ろしい病気がある、ということを深くみなさんに認識していだたくために、その「病気」についてお話したいと思います。
ズバリいいますと、坐骨神経痛を引き起こす原因となる病気のひとつに、「腫瘍」があります。もちろん腫瘍には良性と悪性のふたつのタイプがありますが、坐骨神経痛の原因になっている場合は、どちらのケースも考えられる――つまり、がん(悪性)が原因となっている場合も十分に考えられるわけです。

 

 

特に、転移性のがんの場合、背骨にがんが転移するケースは非常に多く、これによって坐骨神経痛が引き起こされるケースは少なくないのです。この場合は、背中から下半身まで痛むのが一般的ですが、しかし下半身だけが痛み、まるでその部分に原因がある坐骨神経痛であるかのような錯覚に陥ることがあるのです。 しかも、ほとんどの場合は、どんな体勢になってもその痛みは緩和せず、すぐにそれががんであると気づかれないケースも珍しくはありません。

 

いかがでしょうか?

 

このようなケースを考えると、坐骨神経痛だからと言って、決して軽んじてはいけないということがよくご理解いただけたものと思います。もちろん、これは比較的特殊な例として挙げましたが、しかし、そんなに珍しいケースではないというのも正直なところです。